くつろーぐ

055-251-6050

山梨県甲府市緑が丘2-10-1

店舗
3.15
珈琲豆
-
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くつろーぐの評価・口コミ

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babi-yar

6年の間の進境にビックリ

投稿者:babi-yar

店舗
4

0

GOOD

訪問日:2014年09月

6年の間の進境にビックリ 6年の間の進境にビックリ

この店に最後に訪問したのは2008年の6月のことだが、その時の訪問を含めて過去2回の訪問から、雑味の少ないクリアな味わいではあるものの豆の個性や旨味の面で物足りなく、同じ甲府市内でも駅前の「徽典館」や湯村の「今再珈琲店」より下に位置付けてきた店であった。
そんなわけで、今回の甲府遠征でも当初は訪問予定になかったのだが、湯村の今再珈琲店から甲府駅に向かうバスが20分待ちで、ただバスを待つよりももう一店寄るかと、そんな動機で訪問することにした。(今再珈琲店からは歩いて15分ほどの距離。)

場所は緑ヶ丘のスポーツ公園のすぐ近く。まだ残暑の厳しい季節柄か、店頭に「氷(カキ氷)」の幟が立っているのがあまり好きになれない。
カキ氷やアイスクリームなど、口内を急激に冷やしてしまうものを食べると味が分からなくなるので、自家焙煎店で氷菓を売り出しているのはどうかと・・・。

テーブル席に座ってメニューを見ると、グァテマラが「今月の珈琲」ということで100円引きになっているので、それを注文する。
抽出はネルドリップだが、仔細はカウンターが高くて見えず。店主夫妻で談笑しながら抽出しており、そのあたりは(悪い意味で)前回の訪問時と全く変わっていないなぁ・・・という印象を受ける。

出てきた珈琲、鼻で嗅ぐと明瞭にグァテマラらしい、紅玉を思わせるような香りがあり、思わず「オッ・・・」と驚かされる。
口に含んでもそう。前に来たときはクリアだが水っぽい味わいという印象だったのだが、舌に明瞭に主張するボリューム感があり、甘味・苦味・酸味のバランスが良い。
強いて難を挙げるなら、酸味の中に仄かに渋みがあり、それが後味まで残るところだろうか。

何より括目させられたのが、体感で50℃くらいに冷めたときに、淹れたての熱い時とは違うキャラクターの甘味が感じられるようになることである。
熱い時には紅玉を思わせる、酸味の中から現れるような少し硬質な甘味だったのだが、50℃くらいに冷めてくると、舌のヘリ辺りにプラムのような質感の柔らかい甘味が感じられるようになる。
甘味のキャラクターや飲み口のバランスの変容を含め、この珈琲は冷めるまでの味わいの変容を楽しみながら飲み進めるのが良いだろう。

話は少し逸れるが、「熱い時の味わいは生豆の品質、冷めてからの味わいは焙煎技術」ということを、今回の甲府遠征で痛感した。
珈琲が淹れたての熱い時には必然的に香りが強く立つので、生豆の時点で持っている香味成分の豊かな豆を使用すれば、それほどの焙煎技術を有していなくてもソコソコの味に仕上がってしまう。
それが冷めて来ると必然的に香りの立ちが弱まり、その時に雑味が出ないか、味としてのバランスがとれているか、それは焙煎者の力量に依るのだと。

このグァテマラは渋味はあっても、熱い時から味わい・香りともに「グァテマラとはかくあるべき」という模範的な仕上がりで、冷めてからもキャラクターの異なる甘味が感じられるという良好な味の展開。今回の甲府遠征で飲んだ珈琲の中でもダントツにレベルが高い珈琲であった。
(・・・というより、他の店で飲んだ珈琲がどれも冷めると味の濁りがキツくなり、完飲できたのがこの店のグァテマラだけであった。)

そしてこのグァテマラのレベルの高さに感服して、豆を購入していくことにする。ストレートは販売する分の豆量がないということだったので、ブレンドを。
中煎りのオリジナルブレンドと、深煎りのストロングブレンドが販売されていたが、グァテマラが中煎りだったので、深煎りの方を試してみようとストロングブレンドを購入した。

ところで今回の甲府遠征では7店の自家焙煎店(うち1店は豆売りのみの店だが・・・)に訪問したのだが、新規に訪問した店にもほとんど見るべき店はないばかりか、過去の訪問で高評価していた「今再珈琲店」「徽典館」についても、随分味が落ちていてガッカリさせられたものであった。
一方で事前にはそれほど期待もしていなかったこの店が、過去訪問時の評価を覆すほどに腕を上げており、店は生き物なのだとつくづく感じた次第である。

特に今までの経験則から言っても、開店して間もない店が急成長して味が良くなるというケースはなく、逆に少し特長に欠けるものの破綻のない店が、5年10年と経験を積む中で少しずつ良化していって、何年か間を置いて再訪すると格段の進歩を目の当たりにするというケースの方が目に付く。
パッと思いつくところでは、串木野の「ジャマイカ」と名古屋の「焙煎屋」がそうであった。

この店の進境には心から拍手を送るとともに、私自身、今まで訪問してきた店を再度洗い直してみて、同様の感想を抱いた店については順次再訪して、数年の間の進境を確認してみるべきなのかもしれない。

2014/09/20 14:19

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投稿者:babi-yarさん

【2014年09月訪問】 6年の間の進境にビックリ
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